鎮静剤を使用し苦痛を緩和
胃内視鏡、大腸内視鏡ともに、希望により注射による鎮静剤を使用し検査を行います。検査中は各種モニターで管理しています。人により鎮静剤のきき具合がまちまちなので、各種モニターを確認しながら量を決めていきます。必要に応じて酸素投与する場合もあります。鎮静剤の影響で眠くなることがあるので当日は車や自転車、バイクで来院はしないでください。
マウスピースにトップ社のエンド・リーダー®(マルチタイプZ)採用
経口による上部内視鏡では口にマウスピースを口にくわえてもらう必要があります。
一般的な経口による内視鏡が舌根部に触れ嘔吐反射が出やすく、つらさの原因の1つになります。
そこで当院のマウスピースはトップ社のエンド・リーダー®(マルチタイプZ)を使用しています。このマウスピースは舌圧子と一体化しているため、舌圧子の効果により内視鏡が舌根部に触れにくくなります。そのため、咽頭反射による、検査のつらさを軽減します。
1回ごとに使い捨てのため、感染などの危険性はありません。
舌圧子の効果により内視鏡が舌根部に触れにくい
大腸内視鏡で炭酸ガスを使用
内視鏡検査では観察時に見落としのないように空気である程度腸管を膨らませる必要があります。当院では炭酸ガス=二酸化炭素)を使用しています。二酸化炭素は通常の空気よりすみやかに吸収されるため検査後の腹部膨満感の軽減に繋がります。
感染対策は万全です
感染の危険性を防ぐため、組織検査やポリープ切除に用いる処置具(生検、穿刺針、スネア)はディスポーザブル(1回使い捨て)です。そのほか繰返し使用する処置具については1回使用する度に超音波洗浄機にかけ、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)で十分な洗浄・滅菌します。
大腸内視鏡の検査衣は再利用ではなく使い捨てです。(実費で500円かかります。)
内視鏡検査前の採血はありません
内視鏡検査ごとに内視鏡の洗浄・消毒を実施。肝炎ウィルスや大腸菌などの病原菌、ウィルスを完全に滅菌します。内視鏡検査を通じて感染症にかかることはありません。そのため、当院では内視鏡前の感染症採血は実施しておりません。
院長が担当
検査医から直接説明は聞きたいものです。検査していない医師からの説明は弱くなります。また検査医にとって外来患者背景を知っておきたいものです。当院は一貫して院長が外来、内視鏡検査、結果説明を担当します。